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不動産売却の実体験|売却までの過程と心境を正直にお話しします

不動産売却

山田 武明 

筆者 山田 武明 

不動産キャリア23年

不動産業界で20年以上務めておりましたが、長年の夢でした独立開業いたしました。
生まれ育った実家を改装しての開業です。
弊社は2024年7月に開業したばかりですが、
お客様のことを第一に、人とのご縁を大切に、誠実に頑張ってまいります。


不動産売却の実体験|売却までの過程と心境を正直にお話しします(T.T様60代)

こんにちは。不動産売却というと、「高く売れるかな?」「どれくらい時間がかかるんだろう?」「手続きは難しくないの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

実は私も、両親が住んでいた実家を相続し、売却した経験があります。当時の実体験をもとに、売却までの流れ・感じたこと・注意点をまとめました。これから不動産売却を考えている方の参考になれば幸いです。


売却を考えたきっかけ

両親が他界し、実家を相続したのがきっかけでした。しばらくは「自分たちで管理するか」「賃貸に出すか」と悩みましたが、

  • 空き家の管理が想像以上に大変

  • 固定資産税など維持費がかかる

  • 地域の草刈り・町内清掃の当番もあり、住んでいないと大きな負担

結局、「いずれ売るなら、今のうちに手放した方がよいのでは」と思い、売却を検討することに。


最初の不安と疑問

売却を考えたものの、

  • そもそも古い家が売れるのか?

  • 解体しないと無理なのか?

  • 売却までどれくらいかかる?
    と不安だらけ。

ネットで色々と調べると、大手の一括査定サイトが目立ちましたが、「たくさん営業電話がかかってくる」という口コミもあり、地元の不動産会社に直接相談しようと決めました。


地元の不動産会社へ相談

知人の紹介で、地域密着の不動産会社「株式会社グラーティア」さんへ相談。実際に店舗へ伺い、京都市空家相談員、終活アドバイザーの方が丁寧に話を聞いてくださいました。

相談内容

  • 築50年以上の木造住宅

  • 現状は空き家、荷物はそのまま

  • 売却したいが、リフォーム・解体費用をかけたくない

担当の方からは「今は現状渡しのままでも、投資用・建替え用で購入される方もいますよ」とアドバイスをもらい、一度査定を依頼することに。


査定の流れ

査定は無料で、以下の内容を確認してもらいました。

  • 建物の外観・室内の状態

  • 土地の広さ・形状

  • 前面道路の幅・接道状況

  • 周辺の売買事例

「古家付き土地としての査定額」と「解体して更地にした場合の査定額」の両方を提示してもらい、思っていたよりも古家付きの方が需要があるとわかりました。理由は、購入者側で建物を活用する・解体する選択肢を持てるためとのこと。


媒介契約を締結

査定内容と説明に納得し、「専任媒介契約」を締結。
専任媒介契約とは

  • 他社には依頼できないが、定期的な販売状況の報告義務がある

  • レインズ(不動産流通機構)への登録が必須

「まずは3ヶ月契約して様子を見ましょう」という提案もあり、安心してお願いすることに。


売却活動のスタート

販売活動では

  • 自社ホームページへの掲載

  • 投資家・買主のネットワークへの紹介

  • 周辺へのポスティングチラシ

  • レインズ登録

特に地元の買主・建売業者への水面下での声かけをしてもらえたのが、地域密着型ならではのメリットでした。


内覧・購入希望者との調整

販売開始から約2週間後、建築関係の業者さんが内覧希望。
室内の荷物はまだ残っていましたが、現状のままで見てもらい、「古家として買い取りたい」という話に。

その場で条件面の相談をし、

  • 価格は査定額より若干下がるものの、即決可

  • 現状渡し、残置物処分も買主側負担

という条件がまとまり、正式に買付申込をいただきました。


売買契約の締結

売買契約は、不動産会社の店舗で実施。
契約時に説明された内容

  • 売買価格

  • 手付金の額・支払方法

  • 引き渡し日

  • 残置物・現状のまま引き渡すこと

  • 売主の契約不適合責任免責

弁護士の知人にも事前に相談していたので、契約内容も問題なく、その場で契約締結。手付金も当日受領。


引き渡しまでの流れ

引き渡し日までは約1ヶ月。
その間、不動産会社が残置物処分業者の手配、司法書士との打ち合わせを進めてくれたので、私はほとんど手間もなくスムーズでした。

当日は司法書士事務所で

  • 残代金の受領

  • 鍵の引き渡し

  • 所有権移転登記手続き
    を行い、無事に取引完了。


売却して良かったこと

実際に売却してみて、思った以上に心の負担が軽くなったのが一番のメリット。
相続した実家は思い出もあり、手放すのは寂しい気持ちもありましたが、空き家のまま放置しても固定資産税や管理の負担が続くだけ。

プロのアドバイスを受けて、今のタイミングで手放せたことは、家族にとっても良い選択だったと思います。


実体験から学んだこと

  1. まずは専門家に相談することが大事
    ネットの情報より、直接話を聞いた方が具体的で正確。

  2. 地域密着の不動産会社は売却力が高い
    地元の買主ネットワークを活かした販売活動が心強い。

  3. 古家付きのままでも売れる場合が多い

     解体せず、そのままの状態で買い手がつくことも。

  4. 残置物処分なども相談できる
    売主負担と思いがちだが、条件によっては買主負担も可能。


まとめ

不動産売却は不安も多いですが、信頼できる不動産会社に相談し、段階を踏んで進めていけば、思った以上にスムーズに進みます。

もし京都市右京区や近隣で不動産売却を考えている方がいれば、*京都市空家相談員・終活アドバイザー在籍・相続相談も得意な地域密着型「株式会社グラーティア」さんへ相談されるのもおすすめです。

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