不動産売却の実体験|売却までの過程と心境を正直にお話しします
不動産売却の実体験|売却までの過程と心境を正直にお話しします(T.T様60代)
こんにちは。不動産売却というと、「高く売れるかな?」「どれくらい時間がかかるんだろう?」「手続きは難しくないの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
実は私も、両親が住んでいた実家を相続し、売却した経験があります。当時の実体験をもとに、売却までの流れ・感じたこと・注意点をまとめました。これから不動産売却を考えている方の参考になれば幸いです。
✅ 売却を考えたきっかけ
両親が他界し、実家を相続したのがきっかけでした。しばらくは「自分たちで管理するか」「賃貸に出すか」と悩みましたが、
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空き家の管理が想像以上に大変
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固定資産税など維持費がかかる
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地域の草刈り・町内清掃の当番もあり、住んでいないと大きな負担
結局、「いずれ売るなら、今のうちに手放した方がよいのでは」と思い、売却を検討することに。
✅ 最初の不安と疑問
売却を考えたものの、
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そもそも古い家が売れるのか?
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解体しないと無理なのか?
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売却までどれくらいかかる?
と不安だらけ。
ネットで色々と調べると、大手の一括査定サイトが目立ちましたが、「たくさん営業電話がかかってくる」という口コミもあり、地元の不動産会社に直接相談しようと決めました。
✅ 地元の不動産会社へ相談
知人の紹介で、地域密着の不動産会社「株式会社グラーティア」さんへ相談。実際に店舗へ伺い、京都市空家相談員、終活アドバイザーの方が丁寧に話を聞いてくださいました。
相談内容
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築50年以上の木造住宅
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現状は空き家、荷物はそのまま
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売却したいが、リフォーム・解体費用をかけたくない
担当の方からは「今は現状渡しのままでも、投資用・建替え用で購入される方もいますよ」とアドバイスをもらい、一度査定を依頼することに。
✅ 査定の流れ
査定は無料で、以下の内容を確認してもらいました。
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建物の外観・室内の状態
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土地の広さ・形状
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前面道路の幅・接道状況
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周辺の売買事例
「古家付き土地としての査定額」と「解体して更地にした場合の査定額」の両方を提示してもらい、思っていたよりも古家付きの方が需要があるとわかりました。理由は、購入者側で建物を活用する・解体する選択肢を持てるためとのこと。
✅ 媒介契約を締結
査定内容と説明に納得し、「専任媒介契約」を締結。
専任媒介契約とは
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他社には依頼できないが、定期的な販売状況の報告義務がある
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レインズ(不動産流通機構)への登録が必須
「まずは3ヶ月契約して様子を見ましょう」という提案もあり、安心してお願いすることに。
✅ 売却活動のスタート
販売活動では
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自社ホームページへの掲載
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投資家・買主のネットワークへの紹介
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周辺へのポスティングチラシ
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レインズ登録
特に地元の買主・建売業者への水面下での声かけをしてもらえたのが、地域密着型ならではのメリットでした。
✅ 内覧・購入希望者との調整
販売開始から約2週間後、建築関係の業者さんが内覧希望。
室内の荷物はまだ残っていましたが、現状のままで見てもらい、「古家として買い取りたい」という話に。
その場で条件面の相談をし、
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価格は査定額より若干下がるものの、即決可
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現状渡し、残置物処分も買主側負担
という条件がまとまり、正式に買付申込をいただきました。
✅ 売買契約の締結
売買契約は、不動産会社の店舗で実施。
契約時に説明された内容
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売買価格
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手付金の額・支払方法
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引き渡し日
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残置物・現状のまま引き渡すこと
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売主の契約不適合責任免責
弁護士の知人にも事前に相談していたので、契約内容も問題なく、その場で契約締結。手付金も当日受領。
✅ 引き渡しまでの流れ
引き渡し日までは約1ヶ月。
その間、不動産会社が残置物処分業者の手配、司法書士との打ち合わせを進めてくれたので、私はほとんど手間もなくスムーズでした。
当日は司法書士事務所で
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残代金の受領
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鍵の引き渡し
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所有権移転登記手続き
を行い、無事に取引完了。
✅ 売却して良かったこと
実際に売却してみて、思った以上に心の負担が軽くなったのが一番のメリット。
相続した実家は思い出もあり、手放すのは寂しい気持ちもありましたが、空き家のまま放置しても固定資産税や管理の負担が続くだけ。
プロのアドバイスを受けて、今のタイミングで手放せたことは、家族にとっても良い選択だったと思います。
✅ 実体験から学んだこと
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まずは専門家に相談することが大事
ネットの情報より、直接話を聞いた方が具体的で正確。 -
地域密着の不動産会社は売却力が高い
地元の買主ネットワークを活かした販売活動が心強い。 -
古家付きのままでも売れる場合が多い
解体せず、そのままの状態で買い手がつくことも。
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残置物処分なども相談できる
売主負担と思いがちだが、条件によっては買主負担も可能。
まとめ
不動産売却は不安も多いですが、信頼できる不動産会社に相談し、段階を踏んで進めていけば、思った以上にスムーズに進みます。
もし京都市右京区や近隣で不動産売却を考えている方がいれば、*京都市空家相談員・終活アドバイザー在籍・相続相談も得意な地域密着型「株式会社グラーティア」さんへ相談されるのもおすすめです。